ご報告:第1回 第三者評価委員会(8月度)
(1)令和4年度の成果報告と課題 (水野委員)
水野委員より別途資料の通り説明を行った。
山内委員)
確認テストでの結果に対して、職員や学生がメタバースに慣れていないなどの課題が挙がっていた。その一つひとつの課題をクリアにすればとても良いコンテンツになる。栄養士のカリキュラムが向上に繋がる。
泉谷委員)
メタバースの中で動画を再生すると重くなるということだったが、その点をどのように改善し、今後活用していくのか。
⇒増田委員)
メタバース内に動画を入れると全体の動作が遅くなる。また長時間メタバース内にいることで使用者が疲れてしまう。有効的かつ効果的に活用するために、動画とメタバースのコンテンツを分けて体験できるようにする。空間を体験するのであればメタバース、全体を把握するのは動画視聴というように学習効果を高めるように活用する。
朝見委員)
メタバースの取り組みはとても素晴らしい。メタバースは管理栄養士科の授業の中で実施されていたのか。
⇒増田委員)
実証実験は授業時間外で実施した。今後は給食実務実習の前の実施を予定している。
熊谷委員)
アンケートで「来年の授業で活用したいか」という項目で、「活用したい」と「活用したくない」と答えた学生が半々だった。できれば学びのコンテンツとしてモチベーションを上げるものであってほしい。今後の改善はどのようにしていくか。
⇒増田委員)
活用したくないと答えた学生からの意見で、「酔ってしまった」「全体像を把握できなかった」などがあった。その課題をクリアするために、事前に平面で全体を見せながら解説をし、メタバースは短時間で空間を体験できるようにする。これからも都度改善をし、学生のためになるコンテンツにしていく。
作岡委員)
今後は短時間でコンテンツを作れるかがポイント。良い動画が作成できれば、学生だけでなく、事業所の方も活用いただけるコンテンツにもなる。
住友委員)
実際に給食施設に入れないので、このようなコンテンツは必要とされる。色や没入感を感じられるような体験は、現場に行かないとできないため、その体験ができるのはとても良い。メタバースとメタバース以外のコンテンツをうまく活用してほしい。実証実験の学生は無作為に選ばれたということだが、学力の理解度にはどうだったのか。それによって結果も変わる可能性がある。
⇒増田委員)
希望者から選出したため、学生の学力や理解度までは把握していない。給食の座学の知識があるかないかによっても影響する可能性がある。今後選出する学生層も検討していく。
(2)令和5年度の実施計画と進捗 (増田委員・岸本委員)
増田委員より別途資料の通り説明を行った。
山内委員)
メタバースと動画のコンテンツが分かれているのは良い。動画コンテンツも各分野が体験できるので、学生のためになっている。
泉谷委員)
これまでは学内での撮影が中心で、今後は病院や福祉施設などの各施設の撮影を行うという認識で間違いないか。学生はどのようにこのコンテンツを体験でき、どのくらいの頻度で活用するのか。
施設によって空間や設備が違うので、それを動画で体験できるのは良い。
⇒増田委員)
今後は4施設の撮影をしていく。臨地実習では病院と福祉施設の2つの選択肢しかないため、他分野を体験ができることがメリットとなる。このコンテンツの活用頻度に関しては、給食実務、臨地実習の予習、事前指導で使用する予定だが、明確には決まっていない。ゴーグル数に限りがあるので、自由に使える環境ではない。
朝見委員)
外部施設の撮影についてLEOCのパナソニック事業所について「給食会社分野」となっているが、「事業所分野」とするのが適切ではないか。また動画撮影において、各施設の作業工程をすべて撮影しないのは手間がかかるからなのか。このコンテンツはいつでもどこでも体験できるということが大切。添付資料のようにゴーグルを使用してでしか体験できないのか。他のタブレットやPCなどでも体験できるようにできたら良い。Google mapのストリートビューのように簡単に使えるようにできれば尚良い。
⇒増田委員)
講師はタブレットで操作するため、技術的には可能。動画コンテンツはメタバース内での視聴ではないため、クラスルームで共有することもできる。携帯から見えるようにするには課題があるため、今後その方法も検討していきたい。動画撮影に関しては、短時間で分かりやすくという意図と撮影時間や予算の兼ね合いもあり、ポイントを絞って動画撮影するため、今回はすべての工程を撮影はしない。
熊谷委員)
動画は1ヵ所で撮影すると思っていた。1つの事業所だけでなく、様々な事業所を体験して学べるのは良い。一人でも多くの学生に体験してもらえるようにしていただきたい。
⇒増田委員)
当初は1つの分野だけでいいと考えていたが、学生にとって幅広く分野や事業所を知ってもらうことが良いと考え、変更に至った。学生の満足度向上に繋げたい。
作岡委員)
社会に対する情報発信も大切。シンポジウムなどする予定はあるのか。
⇒水野委員)
1月にシンポジウムを開催する予定。また8月にある調理技術学会でも発信する予定があり、今後もこの取り組みを多くの方に認知いただけるように発信していく。
住友委員)
目的を明確にして取り組むことが大切。メタバースを体験することで何を得られるのか。実際給食の現場で働いてみると、時間や情報、空間など様々な制限がある。短い時間で多くのことを処理するなど。そのようなことを体験できのるであれば、危機感を持たせることもできる。
⇒増田委員)
実際働く際の時間の感覚に関して、動画で伝えることは難しいため、動画を見てもらいながら講師から伝えていきたい。
影山委員)
このプロジェクトも今年度で最終年度となる。次年度以降でこの先端技術を利活用していきたい。例えば他の養成施設でも活用できないか思案しており、今後の活用方法について、またこの全体のコンテンツについてもの課題等あれば率直なご意見をいただきたい。
朝見委員)
各4分野の施設で撮影されているのであれば、各施設の働く前の予習コンテンツとして使うこともできるかもしれない。ぜひ本学でも使用させていただきたい。
養成施設に関しては、全国栄養士養成施設協会で活用してもらう、または京都や滋賀の養成施設に提案して、使用していただくのはどうか。学校も限られているので良いのではないか。
4.連絡事項
古田委員、杉山委員より関西万博に向けた大和学園の取り組みについて共有された。
安原委員より以下第2回第三者評価委員会の説明がなされた
日程:2024年1月22日(月)17:00~18:00
内容:オンラインにて実施
5.閉会あいさつ (水野委員)
水野委員より謝辞を述べられた。
【第三者評価委員】
山内 晴子 様 一般社団法人 京都府専修学校各種学校協会 事務局 泉谷 シゲル 様 京都市保健福祉局 健康長寿のまち・京都推進室健康長寿企画課 朝見 祐也 様 龍谷大学農学部食品栄養学科 教授 熊谷 幸江 様 京都府栄養士会 会長 作岡 友樹(学内委員) 京都ホテル観光ブライダル専門学校 校長代行 住友 文(学内委員) 京都調理師専門学校 教務部 部長
【プロジェクト統括委員】<学内委員> 京都栄養医療専門学校 校長 影山 弘典(副委員長) 副校長 水野 裕士 管理栄養士科 学科長 増田 友輔 栄養士科 学科長 山口 友貴絵 主任 岸本 浩 広報渉外部 部長 古田 英之 教育支援部 部長 安原 善則 主任 綾部 雄太 船曵 武範 学校法人大和学園法人事務局 総務・経営DX推進グループ 部長 杉山 洋 |